「VRChat」デスクトップとPCVRとQuest・VC勢と無言勢の違い
VRChatのPC版(デスクトップ/PCVR)とQuest版の違いを軸に紹介しつつ、VC勢と無言勢の特徴を加えてまとめています。スマホ版(Android/iOS)については知識がないため、省きます。
VRChatの世界を知りたい方向けの記事です。
※デスクトップとPCVRで無言勢として1500時間以上プレイした経験に基づきます。VRChatはワールド(マップ)によってユーザー属性が異なるため、記事の内容に当てはまらない部分もあるかもしれません。
「VRChat」デスクトップモードについて
デスクトップモードは、VRヘッドセットを使わないモードです。プレイするには中性能ゲーミングPCが必要です。
VRChatを始めるほとんどの人がデスクトップモードから始めます。デスクトップで遊んでみて、ハマりそうだったらVRヘッドセットを購入するという流れです。
デスクトップモードでは、VRChatの全てのワールド(マップ)に参加することができます。ですが、左手と右手を自由に動かすことはできません。これがVRとの大きな違いです。
右手はワールドのオブジェクトを持っている時に動かすことができますが、視点(頭の動き)と同じようにしか動かすことができません。例えば、相手の顔を見ながら相手の頭の上に手を持っていって、なでなでしたり、手を振ったり、顔の横でピースサインしたりということはできません。
両手を自由に動かせないため、PhysBone(揺れもの)を掴める仕様になっていません。PhysBoneはアバターの髪の毛や衣装、小物アイテムなどに設定されています。
例えば、相手の髪や衣装を引っ張ったり、アバター用ぬいぐるみを掴んだり、アバター用ピストルを使ったり、その他いかがわしいことをしたりができません。
頭はマウス操作で上下と左右に動かすことはできますが、首をかしげるといったZ軸の回転はできません。
デスクトップユーザーにもVC勢と無言勢が居ます。
デスクトップVC勢は、コミュニケーションを目的としてVRChatをプレイしており、コミュニケーション目的のワールドに居ることが多いです。そのため、アバターは適当なものを着ています。
デスクトップVC勢の多くはゲーム感覚でVRChatをプレイしています。VRChatを一つの人生としてプレイしている人の邪魔をする人が多い気がするため、一番嫌われている層かもしれません。
デスクトップ無言勢には、テキストチャットや筆談で積極的にコミュニケーションを取る人と、テキストチャットや筆談は最小限という人が居ます。こちらは有料アバターを着ている人が多いです。
デスクトップ無言勢でテキストチャットや筆談をあまり行わない人は、VRChat内でできることが限られるため、あまり居場所がありません。VRユーザーになでられたり、ワールドを巡って写真を取ったりするぐらいです。
デスクトップ無言勢はアバターの表情を積極的に変えて、自分の気持ちを出しましょう。常に真顔のデスクトップ無言勢は怖いです。
デスクトップモードでプレイする人よりVRモードでプレイする人の方が多いため、デスクトップ向けの新機能は優先度が低く、あまり追加されていません。
「VRChat」PCVRモードについて
プレイするには高性能ゲーミングPCとSteamVR対応ヘッドセットが必要です。Meta Quest 3、Meta Quest 3S、Meta Quest 2、HTC VIVE Pro 2など。
VRChatをプレイしているほとんどの人がPCVRモードでプレイしています。VRChatの全てのワールド(マップ)に参加することができ、VRChatの全ての機能を使うことができます。
左手と右手、頭を自由に動かすことができます。なでなでしたり、かわいい仕草したり、剣を振ったり、ショートアニメを撮影したり、アバターギミックで遊んだり、いかがわしいことしたり。
外部デバイスを購入すれば、腰や足も動かせます。ダンスしたり、お辞儀したり、全身を使ってかわいいムーブをしたりができます。
PCVRユーザーにもVC勢と無言勢が居ます。
PCVRユーザーのVC勢は、VR/デスクトップのVC勢同士で絡んでいることが多いです。VC勢は自分を前面に出し、美少女アバターを使って、男声で会話しています。VRChatが気持ち悪いと言われている原因の一つがこれです。
自分の声を出すため、アバターの改変(カスタマイズ)はかわいい系より、ボーイッシュ系の人が多いです。
PCVRユーザーの無言勢も、VR/デスクトップの無言勢同士で絡んでいることが多いです。無言勢には自分を出す人と自分を隠す人が居ます。自分を隠してる人はアバターになりきってプレイしていたり、かわいいムーブをしていたりします。ですが、そういう人は少ないです。
無言勢はアバターを愛している人が多く、アバターの改変はかわいい系の人が多いです。VRChatには、少し日本語(ひらがな)のわかる韓国人や中国人も多く、無言勢だとそういう人とも触れ合うことができます。
「VRChat」Quest版について
プレイするにはMeta Quest 3, 3S, 2が必要です。
Quest版では、VRChatの一部ワールド(マップ)に参加することができます。規模の小さいワールドしか参加できず、ワールド内のギミック(機能)にも制限があります。
人気の大規模イベントであるバーチャルマーケットやサンリオバーチャルフェスティバルでは極一部のワールドにしか参加できないため、企業イベントは全く楽しめません。
また、使用するアバターにも制限があります。見た目のかわいさが失われたり、搭載できるギミック(機能)が制限されたりなどです。
ゲーミングPCは必須ではないのですが、アバターを改変(カスタマイズ)するにはUnityソフトを起動できるPCが必要です。
Quest版ユーザーはQuest版ユーザー同士で絡みますが、ユーザー数は少ないです。楽しめるワールドも少なく、できることもPCVRと比べると少ないです。ワールドのグラフィック品質も落ちます。そのため、物足りません。お金をためてゲーミングPCを買いましょう!
「VRChat」コミュニケーションの注意
VRChatで交流するには、積極的に自分からアプローチする必要があります。受け身だと、フレンドは増えにくく、VRChatがつまらないゲームだと感じることでしょう。
あと、日本人ユーザーが訪れるワールドは限られているため、人間関係をこじらせると、その人がよく居るワールドに行くことができなくなります。よって、より参加できるワールドが少なくなります。なので、深く関わりすぎると、こっちに気がないのに好きになられたりすることがあります。VRChatの交流の理想は広く浅くです。
プレイしているとわかるのですが、ユーザーのパーソナルの部分は聞かないとう暗黙のルールみたいなのがあります。職業、年齢、性別などです。国籍ぐらいがギリギリのラインです。VC勢は趣味について話しますが、無言勢は趣味について話さないといった特徴もあります。
2024年夏から急激にVRChatユーザーが増え、ユーザーのパーソナルの部分を聞く人が増えました…。