CPUとは?i7/i5/i3の基礎知識やベンチマーク比較!BTOパソコンを購入するときはグリスも重要
CPUの基礎知識とベンチマーク比較をご紹介。ゲーム程度の処理ならCPUの影響は小さいですが、ゲーム実況動画を作成する場合など、映像処理には影響してきます。
CPUの基礎知識
CPUとは?
CPUとは、パソコンを処理する主要パーツのことです。プロセッサと呼ばれることもあり、CPU性能によってパソコンの動作や快適さが変わってきます。BTOパソコンを取り扱うメーカーは「Intel Core i5」「Intel Core i7」を搭載しているモデルが多いです。
性能について
インテルのCPUは、「i3 → i5 → i7」と数字が上がっていくに連れ性能も基本的に上がっていきます。各世代にも4桁の数字とアルファベット1文字で複数のモデルが発売されています。
コア数
処理できる頭脳の数を示しています。車線で例えられることが多く、コア数が多ければ車線数が多いということになり、同時に多くの作業を行えるようになります。
スレッド数
1つの頭脳でいくつの作業が行えるかということになります。例えば、4コア8スレッドは1コア2スレッドが4つあるということです。簡単に言うと、1人の人間が2つの作業を同時に行うということ。4人で8つの作業を行う(4コア8スレッド)より、8人で8つの作業を行った(8コア8スレッド)ほうが速度が速くなります。
定格クロック
定格クロック周波数は同一時間に処理できるデータ量を示しています。同じモデルの場合は単純にクロック周波数で比較できますが、モデルが異なる場合はクロック周波数だけでは比較できません。それはモデルによって仕様が違うからです。
TDP
Thermal Design Power の略で熱設計電力と呼ばれます。どのぐらいの熱を発するかという意味になります。消費電力とは違いますが、消費電力の目安にはなります。大体TDPの1.3~1.7倍前後が最大消費電力です。
ベンチマーク比較
型番 | コア (スレッド) | 定格クロック (TDP) | ベンチマーク |
---|---|---|---|
i7-8700K | 6 (12) | 3.70GHz (95W) | 1461 |
i7-8700 | 6 (12) | 3.20GHz (65W) | 1372 |
i7-7700K | 4 (8) | 4.20GHz (91W) | 1094 |
i7-7700 | 4 (8) | 3.60GHz (65W) | 970 |
i7-6700K | 4 (8) | 4.00GHz (130W) | 987 |
i7-6700 | 4 (8) | 3.40GHz (65W) | 898 |
i5-8500 | 6 (6) | 3.00GHz (65W) | 1081 |
i5-8400 | 6 (6) | 2.80GHz (65W) | 1046 |
i5-7600K | 4 (4) | 3.50GHz (91W) | 733 |
i5-7500 | 4 (4) | 3.40GHz (65W) | 706 |
i5-7400 | 4 (4) | 3.00GHz (65W) | 688 |
i5-6500 | 4 (4) | 3.20GHz (65W) | 697 |
モデル/型番の違い
ドスパラで多く販売されているCPUモデルは、「i7-8700K」「i7-8700」です。アルファベットKが違うわけですが、これはオーバークロック(OC)が可能なモデルかどうかを示しています。
オーバークロックは不要で少しでも安いほうがいい方は、Kの付いていないモデルを買うといいと思います。オーバークロックしないけど、少しでも高性能な方がいい方はK付きモデルを選択しましょう。
ただ、ゲーム程度の処理ならKが付いても付いていなくてもあまり変わりません。なので、Kなしを選んでメモリ容量やSSD容量を上げたほうがいいと思います。
CPUグリスも重要
CPUグリスはCPUとCPUファンとの間に塗るゼリー状のものです。熱伝導率が高いグリスほど、CPUクーラーに効率良く熱が伝わります。BTOパソコンではカスタマイズ時にCPUグリスが選択できる場合があるので評価の高いグリスを選ぶようにしましょう。
ドスパラの場合は3種類から選択できる場合が多いので、一番人気の「シルバーグリス AINEX AS-05」がおすすめです。