ドスパラのおすすめカスタマイズを紹介!ガリレアのPCパーツ選びや電源を解説
初めてBTOパソコンを購入するには少し難しいカスタマイズをわかりやすく紹介します。「どのグラボがコスパがいいの?」「メモリやHDDの容量は?」「SSDは必要?」「マウス、キーボード、モニタは?」などPCパーツに関して初心者にもわかるように解説していきます。
目次
ドスパラの特徴
メリット
- 知名度のあるPC販売サイト。
- 幅広いモデルを展開、価格と性能のバランスがいい。
- 在庫が豊富で、最短で翌日に出荷されるモデルが多い。
- 幅広い支払い方法に対応。
デメリット
- PCの核となるマザーボードのメーカーが記載されていない。
- PCの重要なパーツである電源ユニットの選択肢が少ない。
- 本体価格を下げるために、HDDが搭載されていないモデルが多い。
- 不具合発生時のサポート対応が悪いと評判。
- 送料が3,300円と他サイトよりも高い。
価格が安いとしてドスパラで購入する人がいますが、その代わりにカスタマイズが最小限だったり、PCパーツにメーカーが記載されてなかったりと、長期間安定して使用できるかという不安は残ってしまいます。
納期は遅いですが、価格が安く、PCパーツにメーカーが記載されているのがフロンティアです。価格は高いですが、サイコムは幅広いカスタマイズができます。サポートの評判がいいのがマウスコンピューターです。
デメリットに不安を感じる方は、フロンティア・サイコム・マウスコンピューター・パソコン工房などのショップがおすすめです。おすすめパソコンはこちらから一覧で確認できます。
ドスパラPCをカスタマイズ
面倒くさい方は商品ページに記載されているスペックをそのまま購入するという方法もあります。自分に合わせてカスタマイズをすることでパソコンの価格も変わりますし、後々後悔するようなこともないと思いますのでカスタマイズパーツを選んでから考えるというのも一つの方法です。
ドスパラでは、「構成内容を変更する」というボタンをクリックすることでカスタマイズのページへ切り替わります。

おすすめカスタマイズを紹介
今回はドスパラの人気デスクトップPCであるガリレアXFを例にカスタマイズ内容を紹介します。他のパソコンでもカスタマイズ内容はほとんど同じですので、参考にしてみてください。解説していないパーツはデフォルトで全く問題ありません。
本体構成
OS
- Windows 10 Pro 64ビット
- Windows 10 Home 64ビット
パソコンのシステムソフトウェアとなります。「Pro」か「Home」を選ぶことになるわけですが、どちらを選んでもゲームの快適さに影響するわけではありません。「Pro」にはPC上級者向けの機能が搭載されているので、その機能を使いたい方が選ぶOSです。
特別な理由がない限り、「Windows 10 Home 64bit」で問題ありません。
オフィスソフト
- Microsoft Office Home and Business 2019 (Word/Excel/PowerPoint/Outlook/OneNote)
- Microsoft Office Personal 2019 (Word/Excel/Outlook)
- Microsoft Office Professional 2019 (Word/Excel/PowerPoint/Outlook/OneNote/Access/Publisher)
- Office なし
エクセル・ワード・パワーポイントなどのMicrosoft Officeソフトをパソコン購入時に買うと、別で購入するオフィスより1万円程度安くなります。オフィスを購入予定ならば、同時に購入したほうがいいと思います。
CPU
- インテル Core i7-9700K (3.60GHz-4.90GHz/8コア/8スレッド)
- インテル Core i7-9700 (3.00GHz-4.70GHz/8コア/8スレッド)
- インテル Core i7-8700 (3.20GHz-4.60GHz/6コア/12スレッド)
第8世代のインテル Core i7-8XXXであれば、大きな違いはないため、このモデルで問題ありません。「K」が付いているモデルを選ぶと若干性能は上がりますが価格も高くなります。
最新CPUを希望する方は、第9世代のインテル Core i7-9XXXを選択しましょう。ゲームによっては、数fps程度ですが影響することもあります。
CPUファン
- 静音パックまんぞくコース
- 静音パックまんぞくコース忍者
- Scythe 虎徹 MarkⅡ(SCKTT-2000)
- CPU水冷ユニット
時期によって選べるパーツが異なります。CPUファンはCPUを冷却させるために必要です。CPUはPCを動作させるにあたって一番重要なため、高温にさせないようにする必要があります。
ですので、「高性能・静音設計・冷却能力」のあるCPUファンを選びましょう。「静音パックまんぞくコース」か「静音パックまんぞくコース忍者」が無難でしょう。
「Scythe 虎徹 MarkⅡ」は売上ランキング上位の商品です。「静音パックまんぞくコース」で微妙なメーカーになる可能性が嫌な方は、「Scythe 虎徹 MarkⅡ」を選択しましょう。
CPUグリス
- ノーマルグリス
- 高熱伝導率 Thermal Grizzly製グリス(TG-K-001-RS / オーバークロック向けに開発された高性能グリス)
- 高熱伝導率 ダイヤモンドグリス ICD7C(ダイヤモンド92%含有グリス)
- 高熱伝導率 ナノダイヤモンドグリス OC7(20nmの超微細 人工ナノダイヤモンドパウダー含有グリス)
- 高熱伝導率 シルバーグリス(AINEX AS-05 / 純度99.9%の超微粒子の純銀を含有したグリス)
CPUグリスはCPUとCPUファンとの間に塗るゼリー状のものです。熱伝導率が高いグリスほど、CPUクーラーに効率良く熱が伝わります。PCの寿命を少しでも延ばしたいのであれば、ノーマルグリス以外を選択しましょう。
4種から選択できる場合が多いですが、どれも満足度の高い製品ですのでどれでもいいです。ただ、一番売れているのは「シルバーグリス AINEX AS-05」となります。
グラフィック機能 (グラボ)
- NVIDIA GeForce RTX2080 Ti 11GB
- NVIDIA GeForce RTX2080 SUPER 8GB
- NVIDIA GeForce RTX2080 8GB
- NVIDIA GeForce RTX2070 SUPER 8GB
- NVIDIA GeForce RTX2070 8GB
- NVIDIA GeForce RTX2060 SUPER 8GB
- NVIDIA GeForce RTX2060 6GB
- NVIDIA GeForce GTX1660Ti 6GB
モデルによって選択できるビデオカードは異なります。ゲーム用PCとして購入する方は、最低でもGTX1660Ti 6GBをおすすめします。後悔したくない方は、RTX2060 6GBを選びましょう
ただ、RTX2060はメモリが6GBなので、微妙に中途半端なのです。ですが、その分価格は抑えられています。予算に余裕のある方はRTX2060 SUPER、RTX2070 SUPER、RTX2080 SUPER、RTX2080 Tiがおすすめです。
電源
- 650W 静音電源 (80PLUS BRONZE)
- 700W 静音電源 (80PLUS GOLD)
- オウルテック 650W 静音電源 (80PLUS PLATINUM / PT-650M)
- オウルテック 700W 静音電源 (80PLUS GOLD / AS-700)
- 玄人志向 700W 静音電源 (80PLUS TITANIUM / KRPW-TI700W/94+)
- Enhance 800W 静音電源 (80PLUS TITANIUM / ATX-1880)
- SILVERSTONE 750W 静音電源 (80PLUS PLATINUM / SST-ST75F-PT)
- CORSAIR 850W 静音電源 (80PLUS PLATINUM / HX850i )
- CORSAIR 1000W 静音電源 (80PLUS GOLD / RM1000x)
- Seasonic 750W 静音電源 (80PLUS GOLD / SSR-750FX )
- Seasonic 1000W 静音電源 (80PLUS PLATINUM / SSR-1000PD )
時期によって選べるパーツが異なります。ドスパラは電源が悪いと言われていた頃があったため、電源ユニットにはメーカーが記載されており、選択肢も多くなりました。電源が故障すると、全てのパーツに影響するため、必ずデフォルト以外のものを選びましょう。
一般的にメーカーは「Corsair / Seasonic / ANTEC / オウルテック」が安定とされており、人気があります。「玄人志向」も悪くはありません。電源容量はグラボに合わせて選択するといいでしょう。
GTX1050~GTX1060/GTX1660系を搭載する場合、550W~650Wを選択、RTX2060/RTX2060S/RTX2070を搭載する場合、650W~750Wを選択、RTX2070S/RTX2080/RTX2080Tiを搭載する場合、750W以上を選択しましょう。
あと、電源ユニットには電力変換効率の性能を示すランク「BRONZE / SILVER / GOLD / PLATINUM / TITANIUM」があります。BRONZEが一番ランクが低く、TITANIUMが一番ランクが高いです。ランクが高ければ電源ユニットが壊れにくくなりますが、価格も上がります。GOLDランクが、性能と価格のバランスが良いです。
メモリ
- 8GB DDR4 SDRAM(PC4-21300/4GBx2/2チャネル)
- 16GB DDR4 SDRAM(PC4-21300/8GBx2/2チャネル)
- 32GB DDR4 SDRAM(PC4-21300/16GBx2/2チャネル)
- 64GB DDR4 SDRAM(PC4-21300/16GBx4/2チャネル)
グラフィックが綺麗な最新ゲームの推奨メモリ容量は12GBであることが多いです。最新PCゲームを追っかけたい人は16GBの搭載をおすすめします。
PCゲームを少し遊びたいだけという人なら8GBでも問題ないかもしれませんが、ゲームによっては重くなることも多いかもしれません。
SSD
- 500GB SSD
- 1TB SSD
- 512GB NVMe SSD (M.2 2280, 読込速度 3370MB/s, 書込速度 2030MB/s)
- Intel 512GB SSD(545sシリーズ, 読込速度 550MB/s, 書込速度 500MB/s, TLC)
- Intel 512GB NVMe SSD (660pシリーズ, M.2, 読込速度 1500MB/s, 書込速度 1000MB/s, QLC)
- Samsung 500GB SSD(860 EVOシリーズ, 読込速度550MB/s, 書込速度520MB/s, 3bit MLC)
- Samsung 1TB SSD(860 EVOシリーズ, 読込速度 550MB/s, 書込速度 520MB/s, 3bit MLC)
SSDを搭載して、SSDにOSをインストールしていると、PCの起動が高速になります。SSDにゲームをインストールすれば、ロード速度が早くなります。ブラウザをインストールすれば、動作が快適になります。そして、HDDのように動作音がうるさいということもありません。
SSDも随分安くなりましたので、最低でも500GB程度の搭載をおすすめします。余裕があるなら1TB以上を搭載してみてはいかがでしょうか。
人気メーカーは、Crucial、Intel、WD、CFD、Samsungです。別に遅くてもいいという方は不要なパーツです。
ハードディスク/SSD
- 2TB HDD
- 1TB HDD
- 3TB HDD
- 4TB HDD
メインストレージをSSDとするモデルの場合は容量が少ないため、同時にHDDも搭載するのが一般的です。容量は最低2TBぐらい。自分のゲームプレイ動画などを保存する方は3TB以上を搭載しておきましょう。
ゲーマーは、小容量SDDを1台、大容量HDDを1台搭載してる人が多いと思います。SSDにOSとゲームをインストール、HDDにユーザーデータを保存するという使い方になります。
パーティション分割
- パーティション分割無し
- パーティション2分割
- パーティション3等分
1つHDDの容量を複数に分割するというもの。分割したい場合は、フリーソフトで簡単にできるので購入時に選択する必要ありません。
ハードディスク(追加1)
- 追加ハードディスク1台目 無し
- 1TB HDD
- 2TB HDD
- 3TB HDD
- 4TB HDD
もう1台HDDを追加するかを選択する項目です。バックアップ用途などに複数のHDDを搭載している人も居ます。ドスパラの追加HDD費用は時期によって違うようですが、Amazonでは3TBモデルが約8400円、4TBモデルが約9700円で購入できます。
HDDの増設は簡単で、PC内の電源ケーブルとSATA3ケーブルを挿して、起動時に少し設定するだけです。
光学ドライブ
- DVDスーパーマルチドライブ (DVD±R DL 対応)
- DVD-ROMドライブ
- Blu-rayドライブ (BD-XL 対応)
- Pioneer Blu-rayドライブ
- 光学ドライブ無し
DVDスーパーマルチドライブを搭載しておけば基本問題ないと思います。レンタルしたBDをPCで視聴したい場合はブルーレイドライブを選択しましょう。別に搭載しなくても、外付けドライブという商品も存在します。
ケース
- オリジナル ガレリア専用 KTケース ブラック(ATX)
- CoolerMaster CM 690 III (CMS-693-KKN1-JP)(ATX)
- GR one(ATX フルタワー)
標準ケースが気に入らないなら変更しましょう。特に気にしないならそのままで問題ありません。PCケースを変更できないモデルもあります。
PCケースによって、デザイン、前面USBポートの位置と数、側面パネルの機能性と開け方、冷却性、拡張性などが異なります。あと、側面部分がクリアパネルのものを選ぶと、中が見やすくなります。
ケースファン (まとめて記載)
- フロントケースファンについて
- リアケースファンについて
- トップケースファン前部について
- トップケースファン後部について
- サイドケースファン上部について
- サイドケースファン下部について
静かに回転する「静音ファン」がおすすめですが、デフォルトで選択されていると思いますので変更不要です。PCケースの側面部分がクリアパネルにする場合、LED付きのファンにしてもいいかもしれません。
デフォルトで「ケースファンなし」の箇所はそのままで大丈夫です。
サイドパネル
- 標準サイドバネル
- アクリルクリアサイドパネル (ガレリア専用 KTケース (ATX)対応)
PCケースの側面部分をクリア(透明)にするかの選択です。側面部分をクリアパネルにすると、PCパーツの光を確認できたり、ほこりのたまり具合を確認できます。LEDテープを貼れば、PCケース内部を全体的に光らせることができます。
5インチオープンベイ
- 5インチオープンベイ 追加なし
- DVDスーパーマルチドライブを追加
- 5インチベイ小物入れ(AINEX BB-03)を追加
5インチベイはPCケースで余る部分です。
別になくてもいいですが、有効活用したいと思う方は「5インチベイ小物入れ」を追加してみてはどうでしょう。価格も妥当ですし、USBメモリやUSBケーブルなどを収納することができます。
標準キーボード
- GALLERIA Gaming Keyboard
- キーボード無し
ゲーミングキーボードは、耐久性があったり、キーの同時押しにも対応していたりします。指が疲れるということも減ります。検討する際は、おすすめゲーミングキーボード紹介やゲーミングキーボード人気ランキングを参考にしてみてください。
とりあえずゲーミングキーボードが欲しい方は、Logicool G213を変えば問題ないと思います。
マウス
- GALLERIA レーザーマウス (3200dpi レーザーセンサー、8ボタン、有線)
- マウス無し
FPSゲームをするなら、ゲーミングマウスは絶対購入しましょう。AIMの精度が変わってきます。人気ゲーミングマウスのメーカーは「Logicool」「Razer」「SteelSeries」です。おすすめゲーミングマウス紹介やAmazonゲーミングマウス人気ランキングを参考にどうぞ。
とりあえずゲーミングマウスが欲しい方は、Logicool G403hをAmazonで買えば問題ないと思います。
周辺機器
モニタ・液晶
お好みで選びましょう。とりあえず映れば良い方は2万円以下、ゲーム用モニタを選びたい方は3万円前後をおすすめします。価格は基本的にAmazonよりも1,000円~3,000円安い金額で購入できるようです。
低価格のゲーミングモニターが欲しい方は「BenQ ZOWIE XL2411P」「ASUS VG258Q」がおすすめです。この2つはAmazonでも人気があります。
PCでFPSゲームをするならゲーミングモニターは重要です。ゲーミングモニター144Hz駆動のおすすめでも紹介しています。
モニターアーム・スタンド
モニターアームは液晶モニターを置く場所がない時に机にアームを固定して液晶を設置する商品です。複数のディスプレイを設置する際に使用します。必要な場合は後から購入すればいいので不要です。購入する際は、Amazonランキングを参考にするといいでしょう。
無線LANルーター
「無線LANルーター」を利用すると、Wi-Fi対応デバイスで高速インターネット通信が可能になります。パソコンだけでなく、スマホやタブレットもWi-Fi対応デバイスです。Wi-Fiを利用すると、スマホのデータ容量を節約できます。購入する場合は、Amazonでどうぞ。
無線LAN
「無線LAN子機」は、パソコンをWi-Fiで利用する場合に必要です。回線終端装置(ONU)から有線で接続できない部屋の場合、Wi-Fiで利用することになります。ですが、オンラインゲームは回線が重要なので出来るだけ有線接続を推奨します。
ヘッドセット
PCゲームで音の方向を聞くのにサラウンドヘッドホン(ヘッドセット)は重要です。ヘッドホンにお金をかけることで、敵がどの方向に居るのかが音でわかります。
Amazonで購入するなら、ロジクール G431、ロジクール G533、SteelSeries Arctis 5がおすすめです。
マウスパッド
お好みでどうぞ。マウスパッド人気ランキングを見て購入したほうがいいかもしれません。
よろしければ、パソコンと一緒に購入したいPC周辺機器や便利グッズもご覧ください。