Sycom(サイコム)のおすすめカスタマイズを紹介!PCパーツ選びや構成を解説

サイコム

初めてBTO PCを購入するには少し難しいPCパーツのカスタマイズをわかりやすく紹介します。

Sycom(サイコム)でパソコンを購入する際の「コスパの高いグラボは?」「メモリやHDDの容量は?」「SSDは必要?」「マウス、キーボード、モニタは?」などPCパーツに関して初心者にもわかるように解説していきます。

サイコム BTO PC カスタマイズ

特に希望するメーカーやパーツがない方はカスタマイズせずに購入しても問題ありません。自分の用途に合わせて、PCスペックをカスタマイズすることで、パソコン価格やスペックを最適な構成にすることができます。

サイコムでは、製品ページの右側に設置されている「カスタマイズ・お見積り」というボタンをクリックすることでPCカスタマイズの項目が表示されます。

見積もり

カスタマイズ:基本パーツ

今回は、高いカスタマイズが可能な定番のミドルタワーゲーミングPC「Radiant GZシリーズ」を例にカスタマイズ内容を紹介します。

他のモデルでもカスタマイズ項目はほとんど同じですので、参考にしてみてください。特に解説していないパーツはデフォルトで全く問題ありません。ゲーム用としてのおすすめスペックを紹介していきます。

※太字がおすすめモデルです。

CPU

  • Intel Core i7-12700
  • Intel Core i7-12700K
  • Intel Core i9-12900
  • Intel Core i9-12900K
  • Intel Core i7-13700KF
  • Intel Core i7-13700K
  • Intel Core i9-13900KF
  • Intel Core i9-13900K

4年以上戦えるパソコンにするために「i7-12700」以上を選択しましょう。CPUは初心者が交換するのは難しいパーツですので、後悔しない選択をおすすめします。

「K」が付いているモデルを選ぶと若干性能は上がりますが価格も高くなります。「K」付きを選んでも、ゲーム用途として使う際にはあまり大差はありません。

「F」が付いているモデルを選ぶと若干価格が下がります。こちらは内蔵グラフィックが非搭載のため、グラボを搭載しないと映像を出力することができません。グラボなしで使用する可能性があるかもしれない方はご注意ください。

CPUはある程度性能が高ければ、ゲーム用途では大きな違いはありません。予算に合わせて、「Core i7」「Core i9」の項目から選択するといいでしょう。

現在の最新モデルは「Core i7-13700K」「Core i9-13900K」です。

CPUグリス

  • CPUクーラー付属グリス
  • Arctic Silver AS-05 [高密度微粒子、高熱伝導率タイプ]
  • Thermal Grizzly TG-K-001-RS [ナノ微粒子構造、高熱伝導率タイプ]
  • Noctua NT-H1 [マイクロ粒子ハイブリッド化合物、高熱伝導率タイプ]

CPUグリスはCPUとCPUファンとの間に塗るゼリー状のものです。熱伝導率が高いグリスほど、CPUクーラーに効率良く熱が伝わるため、冷却性能が上がります。PCの寿命を少しでも延ばしたいのであれば、デフォルト以外を選択しましょう。

上記の3つはどれも人気と満足度が高い商品です。この3つから一番安い商品を選ぶといいですが、CPUクーラーに高性能グリスが付属している場合は[CPUクーラー付属グリス]を選択してください。

CPUクーラー

  • インテル純正 CPUクーラー [空冷/CPUファン]
  • DEEP COOL AS500 [空冷/CPUファン]
  • Noctua NH-L9i-17xx [空冷/CPUファン]★高性能CPUグリス NT-H1付属★
  • Noctua NH-U12S redux [空冷/CPUファン]★高性能CPUグリス NT-H1塗布済
  • Noctua NH-U12S [空冷/CPUファン]★高性能CPUグリス NT-H1付属★
  • Noctua NH-U12S chromax.black (ブラックVer.) [空冷/CPUファン]★高性能CPUグリス NT-H1付属★
  • Noctua NH-U12A [空冷/CPUファン]★高性能CPUグリス NT-H1付属★
  • Noctua NH-U14S [空冷/CPUファン]★高性能CPUグリス NT-H1付属★

デザインの好みや価格で選ぶといいでしょう。デザインはカスタマイズページのパーツ名の横にある「?」をクリックすると表示されます。

太字の3種の中で一番安いのが「Noctua NH-L9i-17xx」、良デザインなのが「DEEP COOL AS500」です。

マザーボード

  • ASRock B660 Pro RS [Intel B660chipset]
  • ASUS PRIME H670-PLUS D4 [Intel H670chipset]
  • MSI PRO Z790-A WIFI DDR4 [Intel Z790chipset]★Wi-Fi+Bluetooth標準搭載
  • ASUS TUF GAMING Z790-PLUS WIFI D4 [Intel Z790chipset]★Wi-Fi+Bluetooth標準搭載

マザーボードも選択できるのがサイコムの魅力。人気があるのは太字にしている3種です。「MSI PROシリーズ」「ASUS TUFシリーズ」「ASUS ROGシリーズ」を選ぶと無難です。

デフォルトでも問題ありませんが、人によっては物足りないかもしれません。好みのデザインや予算、以下の内容を参考にして選ぶといいでしょう。パーツ名の横にある「?」をクリックすると詳細が表示されます。

メーカー

ASUS、ASRock、MSI、GIGABYTEが安定で動作するため人気です。

拡張スロット

PCI-Eスロット(x1/x4/x8/x16)はサイズと転送速度の違いがあります。サイズはx16でも、転送速度はx4/x8しかでなかったりします。また、大きいサイズのスロットには小さいサイズのPCI-Eカードを挿すことができます。

  • PCI-E x16:グラボを挿すために1つ消費します。予備でもう1つ欲しいので最低2つ
  • PCI-E x4:最大40GbpsのM.2 SSDスロットなどを搭載できます。あってもなくてもいいです。
  • PCI-E x1:USBポートやキャプチャーボードなどを搭載できます。最低3つぐらいあればいいのではないのでしょうか。
  • PCIスロット:ここ数年、PCI スロットを搭載しているマザーボードも対応製品も減っています。PCI スロットからPCI Express(PCI-E)に移行しているからです。そのため、なくても問題ありません。
  • M.2スロット:超上級者が使用するスロットです。デメリットもあるので、普通の方は利用しません。

PCI-Eスロットは配置されている位置も重要です。例えば、PCI-E x16にグラボを挿した場合、そのすぐ下のPCI-E x1にPCI-Eカードを挿すと、グラボの冷却効率が悪くなるため、使うべきではありません。なので、配置されている分使えるというわけではないのです。

背面ポート

USB端子の形状がType-AなのかType-Cなのかは変換アダプタなどで簡単に対処できるので、USBのバージョンと数に注意しましょう。

USB2.0でないと不安定になるPC周辺機器があったりするので、最低2つは欲しいです。USB3.1/3.2は2~4つぐらい。合計6個ぐらいあればいいのではないのでしょうか。

USB3.1/3.2には、Gen 1とGen 2という世代があります。将来的に使うことになるかもしれないので、最新のUSB3.1 Gen 2は1つ欲しいところです。

メモリ

  • 8GB[8GB*1枚] DDR4-2933
  • 16GB[8GB*2枚] DDR4-2933
  • 32GB[16GB*2枚] DDR4-2933
  • 64GB[32GB*2枚] DDR4-2933
  • 128GB[32GB*4枚] DDR4-2933

3Dゲームをする場合は最低でも16GBが必要です。高性能グラボを搭載する場合は、グラボの性能を発揮するために32GBを搭載したいところです。

メモリは初心者でも後から簡単に交換できるため、予算があまりない方は少なめの容量でも問題ありません。

SSD

  • Crucial ..
  • Intel ..
  • Western Digital ..
  • CFD ..
  • Samsung ..

SSD項目ではOSをインストールするメインストレージを選択します。SSDにOSをインストールしていると、PCの起動や動作が高速になるだけでなく、ゲームをインストールすると、ロード速度が早くなります。

SSDはメーカーと容量、予算を基準にお選びください。メーカーは上記5種、容量は500GB以上の搭載をおすすめします。予算に余裕があるなら1TB以上搭載しておきたいところです。多くのゲームをインストールすると容量はすぐになくなります。

あと、SSDには[M.2 SSD]と[2.5インチSSD (SATAタイプ)]があります。PCI-E NVMeタイプは、SATAタイプよりも3倍~5倍高速です。予算次第で選択してください。

増設 SSD/HDD 2

  • TOSHIBA DT01ACA200 [2TB 7200rpm 64MB]
  • TOSHIBA DT01ACA300 [3TB 7200rpm 64MB]
  • TOSHIBA MD04ACA400 [高信頼 4TB 7200rpm 128MB]
  • TOSHIBA MD04ACA500 [高信頼 5TB 7200rpm 128MB]
  • TOSHIBA MD05ACA800 [高信頼 8TB 7200rpm 128MB]
  • Western Digital WD10EZRZ [1TB 64MB 省電力]
  • Western Digital WD20EZRZ [2TB 64MB 省電力]
  • Western Digital WD30EZRZ [3TB 64MB 省電力]

メインストレージに容量1TB以下のSSDを選択した方は容量が少ないため、同時にHDDも搭載するのが一般的です。メーカーは故障率の低い東芝Western Digitalを選択しましょう。

回転速度は好みですが、5400rpmの方が7200rpmより比較的動作音が静かです。その分読み込み速度も遅くなりますが、HDDにはユーザーデータを保存するのが一般的なため、速度は必要ありません。

HDDの容量は最低2TB。実況プレイ動画などを保存する方は3TB以上を搭載しておきましょう。「増設 SSD/HDD 3 (3台目)」は不要です。

光学ドライブ

  • なし
  • DVD; ASUS DRW-24D5MT+ 書込みソフト(標準)
  • Blu-ray; LG BH14NS58+ソフト
  • Blu-ray; LG BH16NS58+ソフト
  • Blu-ray; ASUS BW-16D1HT PRO+ソフト
  • Blu-ray; Pioneer BDR-209BK/WS2+ソフト
  • Blu-ray; Pioneer BDR-211JBK ※UHDでの動作は未確認

デフォルトでDVDドライブが搭載されているモデルが多いですが、選んだPCケースによってはドライブを搭載できない場合もあります。

ゲーミングPCでは光学ドライブを使用する頻度は少ないため、USB接続の外付けタイプでも問題ありません。外付けタイプならAmazonで簡単に購入できます。

レンタルしたBDをPCで視聴したい場合はブルーレイドライブを選択しましょう。

ビデオカード

  • GeForce RTX3060 12GB ASUS製PH-RTX3060-12G-V2
  • GeForce RTX3060 12GB ASUS製TUF-RTX3060-O12G-V2-GAMING
  • GeForce RTX3060 12GB MSI製GeForce RTX 3060 VENTUS 2X 12G OC
  • GeForce RTX3060 12GB MSI製 GeForce RTX 3060 AERO ITX 12G OC
  • GeForce RTX3060Ti 8GB MSI製 GeForce RTX 3060 Ti VENTUS 2X 8G OCV1 LHR
  • GeForce RTX3060Ti 8GB ASUS製 DUAL-RTX3060TI-8G-MINI-V2
  • ----- [▼電源750W以上推奨▼] 750W以上の電源ユニットをお選びください --------------------
  • GeForce RTX3070 8GB ASUS製TUF-RTX3070-O8G-V2-GAMING
  • GeForce RTX3070 8GB MSI製GeForce RTX 3070 VENTUS 2X 8G OC LHR
  • GeForce RTX3070 8GB Manli製M-NRTX3070/6RGHPPPV2-M1489
  • ----- [▼電源850W以上推奨▼] 850W以上の電源ユニットをお選びください --------------------
  • GeForce RTX3070Ti 8GB ASUS製 ROG-STRIX-RTX3070TI-O8G-GAMING
  • GeForce RTX3080 10GB ASUS製TUF-RTX3080-O10G-V2-GAMING
  • GeForce RTX3080 10GB ASUS製ROG-STRIX-RTX3080-O10G-V2-GAMING
  • GeForce RTX3080Ti 12GB INNO3D製GEFORCE RTX 3080 TI X3 OC
  • GeForce RTX3080Ti 12GB MSI製GeForce RTX 3080 Ti VENTUS 3X 12G OC
  • ----- [▼電源1000W以上推奨▼] 1000W以上の電源ユニットをお選びください ------------------
  • GeForce RTX4090 24GB MSI製GeForce RTX 4090 GAMING X TRIO 24G
  • GeForce RTX4090 24GB ASUS製TUF-RTX4090-24G-GAMING
  • GeForce RTX4090 24GB ASUS製TUF-RTX4090-O24G-GAMING

グラボは最低でもRTX3060以上がおすすめです。メーカーは、MSI・ASUS・ZOTAC・EVGAがおすすめです。

PCゲームを高頻度で遊ぶコアゲーマーはRTX3070Ti以上を搭載している人が多いです。

ケース

  • 【白】Fractal Design Define 7 White TG Clear Tint
  • 【黒】Fractal Design CORE 2550S Black
  • 【黒】Fractal Design CORE 2550S Black
  • 【黒】Fractal Design ARC Midi R2+3,920円
  • 【白】Fractal Design Define 7 White Solid
  • 【白】Fractal Design Define 7 White TG Clear Tint
  • 【黒】Fractal Design Define 7 Black/White Solid
  • 【黒】Fractal Design Define 7 Black/White TG Clear Tint
  • 【黒】CoolerMaster Silencio S600

好みに合わせてPCケースを選べるのもサイコムの魅力です。標準ケースが気に入らないなら変更しましょう。特に気にしないならそのままで問題ありません。

PCケースによって、「デザイン」「前面USBポートの位置と数」「側面パネルの開け方」などが異なります。あと、側面部分をクリアパネルにすると、中が見やすくなります。中が見えるとメンテナンスにも役立ちます。

Fractal Design Define 7シリーズはデザインがいいため、ゲーマーに人気があります。

ケースオプション

  • なし(標準)
  • ARGB発光システム(LEDストリップ2本)

PCケースの側面部分をクリアパネルにすると、内部をLEDで光らせることのできるオプションです。光らせると満足感が得られます。光っているPCは眺めたくなるものです。

作業料金と商品代金で約2,400円はお得です。

電源

  • Antec ..
  • オウルテック ..
  • Seasonic ..
  • Corsair ..

一般的に電源メーカーは「Corsair」「Seasonic」「ANTEC」「オウルテック」が安定とされており、人気があります。電源容量はグラボに合わせて選択するといいでしょう。

  • GTX1650,1660:550W~650W
  • RTX3060/Ti:650W~750W
  • RTX3070  :750W~850W
  • RTX3070Ti :750W~850W
  • RTX3080/Ti:850W~1000W
  • RTX4090  :1000W以上

あと、電源ユニットは電力変換効率の性能を示すランク「BRONZE」「SILVER」「GOLD」「PLATINUM」「TITANIUM」があります。BRONZEが一番ランクが低く、TITANIUMが一番ランクが高いです。

ランクが高いほうが性能が高く、が高ければ電源ユニットが壊れにくくなりますが、価格も上がります。GOLDランクが、性能と価格のバランスが良いです。

カスタマイズ:OS・ソフトウェア

OS

  • Microsoft(R) Windows10 Home (64bit) DSP版(標準)
  • Microsoft(R) Windows10 Pro (64bit) DSP版
  • Microsoft(R) Windows11 Home (64bit) DSP版
  • Microsoft(R) Windows11 Pro (64bit) DSP版

パソコンのシステムソフトウェアとなります。2022年11月時点ではWindows10の方がゲームが安定します。Windows11は不具合が多いですが、徐々に改善されています。

「Home」と「Pro」のバージョンはどちらを選んでもゲームの快適さに影響するわけではありません。「Pro」にはPC上級者向けの機能が搭載されているので、その機能を使いたい方が選ぶOSです。

オフィスソフト

  • なし
  • Microsoft(R) Office Personal 2021 プリインストール版
  • Microsoft(R) Office Home and Business 2021 プリインストール版
  • Microsoft(R) Office Professional 2021 プリインストール版

Microsoft Officeソフトをパソコン購入時に買うと、「プリインストール版」がインストールされます。この「プリインストール版」は、後から別で購入する場合より1万円程度安くなります。 なので、オフィスを購入予定ならば、同時に購入したほうがいいと思います。

カスタマイズ:周辺機器・その他

キーボード

  • なし

ゲーミングキーボードは、普通のキーボードよりも押しやすかったり、キーの同時押しにも対応しています。また、ショートカットキーが複数配置されているキーボードは、MMORPGやFPSでも便利に利用できます。

ただ、サイコムでPCと同時に買うキーボードは少し高いようなので、Amazonで買ったほうがいいかもしれません。

ゲーミングキーボードにこだわるならAmazonゲーミングキーボード人気ランキングを参考にしてみてください。

マウス

  • なし

FPSゲームをするなら、ゲーミングマウスは絶対に購入しましょう。ゲーミングマウスを使うことで、AIMの精度が変わってきます。人気ゲーミングマウスのメーカーは「Logicool」「Razer」「SteelSeries」です。

Amazonゲーミングマウス人気ランキングを参考にどうぞ。

マウスパッド

  • なし
  • SteelSeries Qck mini
  • SteelSeries Qck

「SteelSeries Qck」「SteelSeries Qck mini」はゲーミングマウスパッドの定番商品となっています。マウスパッドに関してはAmazonとあまり価格は変わらないようです。Amazonマウスパッド人気ランキングも参考にどうぞ。

ヘッドセット

  • なし

PCゲームで音の方向を聞くのにサラウンドヘッドホン(ヘッドセット)は重要です。ヘッドホンにお金をかけることで、敵がどの方向に居るのかが音でわかります。Amazonゲーミングヘッドセット人気ランキングを参考にどうぞ。

ディスプレイ

  • なし
  • ASUS VE248HR [24型ワイド/D-Sub/DVI/HDMI]

液晶モニターの最適なインチ数は24型です。PCでFPSゲームをするならゲーミングモニターは重要です。ゲーミングモニター144Hz駆動のおすすめでも紹介しています。

延長保証

  • 希望しない
  • 希望する(プラス2年)

サイコムの延長保証です。お好みでどうぞ。「希望しない」を選択しても無料で保証は1年間ついてきます。あまりPC知識がなく、不安な場合は「希望する」を選択すると無料1年、追加2年で合計3年保証を受けることができます。

条件からパソコンを選ぶ

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