Sycom(サイコム)のおすすめカスタマイズを紹介!PCパーツ選びや構成を解説
初めてBTO PCを購入するには少し難しいPCパーツのカスタマイズをわかりやすく紹介します。
Sycom(サイコム)でパソコンを購入する際の「コスパの高いグラボは?」「メモリやHDDの容量は?」「SSDは必要?」「マウス、キーボード、モニタは?」などPCパーツに関して初心者にもわかるように解説していきます。
目次
サイコム BTO PC カスタマイズ
特に希望するメーカーやパーツがない方はカスタマイズせずに購入しても問題ありません。自分の用途に合わせて、PCスペックをカスタマイズすることで、パソコン価格やスペックを最適な構成にすることができます。
サイコムでは、製品ページの右側に設置されている「カスタマイズ・お見積り」というボタンをクリックすることでPCカスタマイズの項目が表示されます。

カスタマイズ:基本パーツ
今回は、高いカスタマイズが可能な定番のミドルタワーゲーミングPC「Radiant GZ2900Z490」を例にカスタマイズ内容を紹介します。
他のモデルでもカスタマイズ項目はほとんど同じですので、参考にしてみてください。特に解説していないパーツはデフォルトで全く問題ありません。ゲーム用としてのおすすめスペックを紹介していきます。
CPU
- Intel Core i7-10700 [2.90GHz/8Core/HT/UHD630/TDP65W]
- Intel Core i7-10700K [3.80GHz/8Core/HT/UHD630/TDP125W]
- Intel Core i9-10900 [2.80GHz/10Core/HT/UHD630/TDP65W]
- Intel Core i9-10850K [3.60GHz/10Core/HT/UHD630/TDP125W]
- Intel Core i9-10900K [3.70GHz/10Core/HT/UHD630/TDP125W]
4年以上戦えるパソコンにするために、「i7-8700」以上を選択しましょう。「K」が付いているモデルを選ぶと若干性能は上がりますが価格も高くなります。「K」付きを選んでも、ゲーム用途として使う際にはあまり大差はありません。
予算に合わせて「i7-10700」「i9-10900」から選択するといいでしょう。
CPUグリス
- Arctic Silver AS-05 [高密度微粒子、高熱伝導率タイプ]
- Noctua NT-H1 [マイクロ粒子ハイブリッド化合物、高熱伝導率タイプ]
CPUグリスはCPUとCPUファンとの間に塗るゼリー状のものです。熱伝導率が高いグリスほど、CPUクーラーに効率良く熱が伝わります。PCの寿命を少しでも延ばしたいのであれば、デフォルト以外を選択しましょう。
一番売れている「Arctic Silver AS-05」を選択するのが無難でしょう。
CPUクーラー
- インテル純正 CPUクーラー [空冷/CPUファン]
- ENERMAX ETS-T40F-TB[空冷/CPUファン]
- CoolerMaster Hyper H412R RR-H412-20PK-R2 [空冷/CPUファン]
- CoolerMaster Hyper 212EVO RR-212E-20PK-J1 [空冷/CPUファン]
- CoolerMaster Hyper 212X RR-212X-20PM-J1 [空冷/CPUファン]
- MSI Core Frozr L [空冷/CPUファン]
- Noctua NH-D9L [空冷/CPUファン]
- Noctua NH-U12S [空冷/CPUファン]
- Noctua NH-U14S [空冷/CPUファン]
太字にしている4種がおすすめです。デザインの好みや価格で選ぶといいでしょう。デザインはカスタマイズページのパーツ名の横にある「?」をクリックすると表示されます。
4種の中で一番安いのが「CoolerMaster Hyper H412R」、一番評価が高いのが「CoolerMaster Hyper 212EVO」、人気メーカー&良デザインなのが「MSI Core Frozr L」です。
マザーボード
- ASRock Z490 Extreme4 [Intel Z490chipset]
- ASUS TUF GAMING Z490-PLUS [Intel Z490chipset]
- ASUS ROG STRIX Z490-F GAMING [Intel Z490chipset]
- ASUS PRIME Z490-P [Intel Z490chipset]
- ASUS PRIME Z490-A [Intel Z490chipset]
- MSI Z490-A PRO [Intel Z490chipset]
マザーボードも選択できるのがサイコムの魅力。デフォルトでも問題ありませんが、人によっては物足りないかもしれません。好みのデザインや予算、以下の内容を参考にして選ぶといいでしょう。
人気があるのは太字にしている3種です。
メーカー
ASUS、ASRock、MSI、GIGABYTEが安定で動作するため人気です。
拡張スロット
PCI-Eスロット(x1/x4/x8/x16)はサイズと転送速度の違いがあります。サイズはx16でも、転送速度はx4/x8しかでなかったりします。また、大きいサイズのスロットには小さいサイズのPCI-Eカードを挿すことができます。
- PCI-E x16:グラボを挿すために1つ消費します。予備でもう1つ欲しいので最低2つ。
- PCI-E x4:最大40GbpsのM.2 SSDスロットなどを搭載できます。あってもなくてもいいです。
- PCI-E x1:USBポートやキャプチャーボードなどを搭載できます。最低3つぐらいあればいいのではないのでしょうか。
- PCIスロット:ここ数年、PCI スロットを搭載しているマザーボードも対応製品も減っています。PCI スロットからPCI Express(PCI-E)に移行しているからです。そのため、なくても問題ありません。
- M.2スロット:超上級者が使用するスロットです。デメリットもあるので、普通の方は利用しません。
PCI-Eスロットは配置されている位置も重要です。例えば、PCI-E x16にグラボを挿した場合、そのすぐ下のPCI-E x1にPCI-Eカードを挿すと、グラボの冷却効率が悪くなるため、使うべきではありません。なので、配置されている分使えるというわけではないのです。
背面ポート
USB端子の形状がType-AなのかType-Cなのかは変換アダプタなどで簡単に対処できるので、USBのバージョンと数に注意しましょう。
USB2.0でないと不安定になるPC周辺機器があったりするので、最低2つは欲しいです。USB3.1は2~4つぐらい。合計6個ぐらいあればいいのではないのでしょうか。
USB3.1には、Gen 1とGen 2という世代があります。将来的に使うことになるかもしれないので、最新のUSB3.1 Gen 2は1つ欲しいところです。
メモリ
- 8GB[8GB*1枚] DDR4-2933
- 16GB[8GB*2枚] DDR4-2933
- 32GB[16GB*2枚] DDR4-2933
- 64GB[32GB*2枚] DDR4-2933
- 128GB[32GB*4枚] DDR4-2933
最新PCゲームを追っかけたい人は16GBの搭載をおすすめします。最新3Dゲームの推奨スペックは、16GBのメモリ容量を要求してきています。
なので、多くのPCゲームを遊びたい、高画質でプレイしたいという方は、メモリ16GB以上の搭載をおすすめします。
SSD
- Crucial ~
- Intel ~
- WD ~
- CFD ~
- Samsung ~
OSをインストールするメインストレージを選択します。SSDを搭載し、SSDにOSをインストールしていると、PCの起動が高速になります。SSDにゲームをインストールすると、ロード速度が早くなります
SSDはメーカーと容量、予算を基準にお選びください。メーカーは上記5種、容量は500GB以上の搭載をおすすめします。予算に余裕があるなら1TB以上を搭載してみてはいかがでしょうか。
あと、SSDにも[M.2 SSD (PCI-E NVMeタイプ)]と[2.5インチSSD (SATAタイプ)]があります。PCI-E NVMeタイプは、SATAタイプよりも3倍~5倍高速です。
増設 SSD/HDD 2
- TOSHIBA DT01ACA200 [2TB 7200rpm 64MB]
- TOSHIBA DT01ACA300 [3TB 7200rpm 64MB]
- TOSHIBA MD04ACA400 [高信頼 4TB 7200rpm 128MB]
- TOSHIBA MD04ACA500 [高信頼 5TB 7200rpm 128MB]
- TOSHIBA MD05ACA800 [高信頼 8TB 7200rpm 128MB]
- Western Digital WD10EZRZ [1TB 64MB 省電力]
- Western Digital WD20EZRZ [2TB 64MB 省電力]
- Western Digital WD30EZRZ [3TB 64MB 省電力]
メインストレージに少ない容量のSSDを選択した方は容量が少ないため、同時にHDDも搭載するのが一般的です。メーカーは故障率の低い東芝かWestern Digitalを選択しましょう。
回転速度は好みですが、5400rpmの方が7200rpmより比較的動作音が静かです。
HDDの容量は最低2TB。実況プレイ動画などを保存する方は3TB以上を搭載しておきましょう。「増設 SSD/HDD 3 (3台目)」は不要です。
光学ドライブ
- DVD; ASUS DRW-24D5MT+ 書込みソフト(標準)
- Blu-ray; LG BH14NS58+ソフト
- Blu-ray; LG BH16NS58+ソフト
- Blu-ray; ASUS BW-16D1HT PRO+ソフト
- Blu-ray; Pioneer BDR-209BK/WS2+ソフト
- Blu-ray; Pioneer BDR-211JBK ※UHDでの動作は未確認
DVDドライブを搭載しておけば基本問題ないと思います。レンタルしたBDをPCで視聴したい場合はブルーレイドライブを選択しましょう。
ビデオカード
- GeForce RTX2060 6GB MSI製GeForce RTX 2060 AERO ITX 6G OC
- GeForce RTX2060 SUPER 8GB MSI製GeForce RTX 2060 SUPER VENTUS XS J OC
- GeForce RTX2060 SUPER 8GB MSI製GeForce RTX 2060 SUPER GAMING X
- GeForce RTX2070 8GB ASUS製DUAL-RTX2070-O8G-EVO-V2
- GeForce RTX2070 SUPER 8GB Manli製M-NRTX2070S/6RGHPPP
- GeForce RTX2070 SUPER 8GB MSI製GeForce RTX 2070 SUPER VENTUS GP OC
- GeForce RTX2070 SUPER 8GB ASUS製DUAL-RTX2070S-O8G-EVO
- GeForce RTX2070 SUPER 8GB ASUS製ROG-STRIX-RTX2070S-A8G-GAMING
- GeForce RTX2080 SUPER 8GB Manli製M-NRTX2080S/6RGHPPP
- GeForce RTX2080Ti 11GB MSI製GeForce RTX 2080 Ti VENTUS GP OC
- GeForce RTX2080Ti 11GB GIGABYTE製GV-N208TTURBO-11GC
- GeForce RTX2080Ti 11GB ASUS製ROG-STRIX-RTX2080TI-O11G-GAMING
太字がおすすめの製品。グラボのメーカーは、MSI・ASUS・ZOTAC・EVGAがおすすめです。RTX2060 SUPERはコスパの高いグラボとして、ミドルゲーマーに人気があります。PCゲームを高頻度で遊ぶコアゲーマーはRTX2070 SUPER以上を搭載している人が多いです。
ケース
- 【白】Fractal Design Define 7 White TG Clear Tint
- 【黒】Fractal Design CORE 2550S Black
- 【黒】Fractal Design CORE 2550S Black
- 【黒】Fractal Design ARC Midi R2+3,920円
- 【白】Fractal Design Define 7 White Solid
- 【白】Fractal Design Define 7 White TG Clear Tint
- 【黒】Fractal Design Define 7 Black/White Solid
- 【黒】Fractal Design Define 7 Black/White TG Clear Tint
- 【黒】CoolerMaster Silencio S600
好みに合わせてPCケースを選べるのもサイコムの魅力です。標準ケースが気に入らないなら変更しましょう。特に気にしないならそのままで問題ありません。
PCケースによって、デザイン・前面USBポートの位置と数・側面パネルの開け方などが異なります。あと、側面部分をクリアパネルにすると、中が見やすくなります。
Fractal Design Define 7シリーズはデザインがいいため、ゲーマーに人気があります。
ケースオプション
- なし(標準)
- SST-LS02 RGB発光システム(LEDストリップ2本)
PCケースの側面部分をクリアパネルにすると、内部をLEDで光らせることのできるオプションです。光らせると満足感が得られます。光っているPCは眺めたくなるものです。作業料金と商品代金で約2,400円はお得です。
電源
- Antec NeoECO NE650C [650W/80PLUS Bronze]
- Antec NeoECO NE650C [650W/80PLUS Bronze]
- Corsair RM650x [650W/80PLUS Gold]
- Corsair RM750x [750W/80PLUS Gold]
- Corsair RM850x [850W/80PLUS Gold]
- Corsair RM1000x [1000W/80PLUS Gold]
- Corsair HX750i [750W/80PLUS Platinum]
- Corsair HX850i [850W/80PLUS Platinum]
- Corsair HX1000i [1000W/80PLUS Platinum]
- Corsair HX1200i [1200W/80PLUS Platinum]
一般的に電源メーカーは「Corsair、Seasonic、ANTEC、オウルテック」が安定とされており、人気があります。電源容量はグラボに合わせて選択するといいでしょう。
GTX1050~GTX1060/GTX1660系を搭載する場合、550W~650Wを選択、RTX2060/RTX2060S/RTX2070を搭載する場合、650W~750Wを選択、RTX2070S/RTX2080/RTX2080Tiを搭載する場合、750W以上を選択しましょう。
あと、電源ユニットは電力変換効率の性能を示すランク「BRONZE、SILVER、GOLD、PLATINUM、TITANIUM」があります。BRONZEが一番ランクが低く、TITANIUMが一番ランクが高いです。ランクが高ければ電源ユニットが壊れにくくなりますが、価格も上がります。GOLDランクが、性能と価格のバランスが良いです。
カスタマイズ:OS・ソフトウェア
OS
- Microsoft(R) Windows10 Home (64bit) DSP版(標準)
- Microsoft(R) Windows10 Pro (64bit) DSP版
パソコンのシステムソフトウェアとなります。「Pro」か「Home」を選ぶことになるわけですが、どちらを選んでもゲームの快適さに影響するわけではありません。「Pro」にはPC上級者向けの機能が搭載されているので、その機能を使いたい方が選ぶOSです。
オフィスソフト
- なし
- Microsoft(R) Office Personal 2019 プリインストール版
- Microsoft(R) Office Home and Business 2019 プリインストール版
- Microsoft(R) Office Professional 2019 プリインストール版
Microsoft Officeソフトをパソコン購入時に買うと、「プリインストール版」がインストールされます。このバージョンは、別で購入する場合より1万円程度安くなります。 なので、オフィスを購入予定ならば、同時に購入したほうがいいと思います。
カスタマイズ:周辺機器・その他
キーボード
- なし
- Corsair K55 RGB (CH-9206015-JP)
ゲーミングキーボードは、普通のキーボードよりも耐久性があったり、キーの同時押しにも対応しています。また、ショートカットキーが複数配置されているキーボードは、MMORPGやFPSでも便利に利用できます。
ただ、サイコムでPCと同時に買うキーボードは少し高いようなので、Amazonで買ったほうがいいかもしれません。
ゲーミングキーボードにこだわるならおすすめゲーミングキーボード紹介やゲーミングキーボード人気ランキングを参考にしてみてください。
マウス
- なし
- Logicool G300s Optical Gaming Mouse
- Razer DeathAdder Elite
FPSゲームをするなら、ゲーミングマウスは絶対に購入しましょう。Logicool G300sが低価格でおすすめですが、サイコムでは高いのでAmazonで買うと約1,900円で購入できます。
ゲーミングマウスを使うことで、AIMの精度が変わってきます。人気ゲーミングマウスのメーカーは「Logicool」「Razer」「SteelSeries」です。おすすめゲーミングマウス紹介やゲーミングマウス人気ランキングを参考にどうぞ。
マウスパッド
- なし
- SteelSeries Qck mini
- SteelSeries Qck
「SteelSeries Qck」「SteelSeries Qck mini」はゲーミングマウスパッドの定番商品となっています。マウスパッドに関してはAmazonとあまり価格は変わらないようです。マウスパッド人気ランキングも参考にどうぞ。
ヘッドセット
- なし
PCゲームで音の方向を聞くのにサラウンドヘッドホン(ヘッドセット)は重要です。ヘッドホンにお金をかけることで、敵がどの方向に居るのかが音でわかります。LOGICOOL G430、SteelSeries Arctis 5 Black 61443がおすすめです。
ディスプレイ
- なし
- ASUS VE248HR [24型ワイド/D-Sub/DVI/HDMI]
液晶モニターの最適なインチ数は24型です。液晶に関してもAmazonとあまり価格は変わらないようです。PCでFPSゲームをするならゲーミングモニターは重要です。ゲーミングモニター144Hz駆動のおすすめでも紹介しています。
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