Windows10のアップグレードでトラブル続出!消費者団体がMicrosoftに補償を要求
Windows10の無償アップグレードが2015年7月30日から提供されはじめました。無償期間が迫るとMicrosoftはほぼ強制的にWindows10にアップグレードさせる更新プログラムを配布。そして、意図せずに多くの人が勝手にWindows10にアップグレードされるという事態が発生しました。
意図しないアップグレードのせいで、会社のプログラムが動かない、使っていたソフトやドライバが動かないなど様々な問題が発生し、イギリスの消費者団体が動き出したそうです。
記事によると…
- 1957年からさまざまな市場製品をレビューしてきたイギリスの消費団体が動き出した
- 68万人の会員を持ち、自社雑誌だけで33万5000人の購読者数を誇る
- 消費団体の元にWindows 10に関する苦情が1000件以上寄せられた
- 「Windows 10にアップグレードしたらこれまで使えていたソフトウェアやハードウェアが使えなくなった」
- 「96歳の祖父のPCが自動的にWindows 10にアップグレードされ、USB無線LANアダプタが無効化されてネットに接続できなくなり、Windows 10対応の無線アダプタを購入してダウングレードすることになった」
- MicrosoftはWindows 10にアップグレードした人向けに電話かオンラインの無料技術サポートを提供しているが、アップグレードでネットに接続できなくなった人はオンラインサポートを受けることができず、サポートの電話番号をネットで検索することもできない。
- 消費団体はトラブルをリストアップ
- 周辺機器が使えなくなった
- 電子メールなどのアカウントが同期できなくなった
- ファイルやデータを喪失した
- PCの動作が低速化、またはサードパーティ製修復ソフトの使用が必要な不具合が発生した
- Windows 7ユーザーでプリンターや無線LANカード・スピーカーなどの内蔵機器との互換性を失った
- 互換性のないノートンなどのソフトが強制的にアンインストールされた
- Office 2010が強制的にアンインストールされた
- 消費団体は悪影響を被ったユーザーに対してしかるべき補償と、無料の技術サポートをわかりやすく提供するようMicrosoftに呼びかけている。
情報元:gigazine.net