まともなMicrosoft Office互換ソフトの種類は少ない。有料1種・無料2種の選択肢
Microsoft Officeと互換のあるソフトついて紹介。Office互換ソフトとして、有料ソフトも無料のフリーソフトもありますが、どちらにもメリット・デメリットがあります。
目次
Office互換ソフトとは
Office互換ソフトは、Microsoft Officeと同等に近い機能を提供するソフトウェアです。これらのソフトウェアは、Microsoft Officeで作成されたファイルと互換性があり、ファイルの閲覧・編集・作成が簡単にできます。
Office互換ソフトを利用すれば、「xls」「xlsx」「doc」「docx」といったMicrosoft Officeで作成したファイルを開いて編集することができます。
そのため、ビジネス作業ではMicrosoft Officeまたは、Office互換ソフトを所有しておかないと不便に感じる場面が多々あります。
Office互換ソフトのメリット
Office互換ソフトの一番のメリットは、Microsoft Officeよりも低価格で利用できることです。多くのOffice互換ソフトウェアは無料で利用できるため、企業や個人の予算に負担をかけることなく、Office互換ソフトを使用することができます。
また、Office互換ソフトは、Microsoft Officeで保存するファイル形式との互換性があるため、Microsoft Officeを持っていない人とも簡単にファイルのやりとりができます。
さらに、Microsoft Officeと同様に、文書作成・表計算・プレゼンテーション作成などの作業をこなすことができます。
Office互換ソフトのデメリット
Office互換ソフトには、100％の互換性はないため、Microsoft Officeと全く同じように使用できるという保証はありません。例えば、ファイルのレイアウトが同じように表示されなかったり、マクロが上手く機能しなかったりしまうことがあります。
また、機能にも制限があります。Microsoft Officeには、優秀で豊富な機能が搭載されていますが、Office互換ソフトには全ての機能は搭載されていません。
インターフェイスも異なります。Microsoft Officeとは異なる設計のため、文書を編集するメニューやデザインを変更するボタンの場所など、使用ソフトに慣れる必要があります。
Microsoft OfficeはAmazonで購入可能
Microsoft OfficeはAmazonで簡単に購入可能。はオンラインコード版もパッケージ版も販売されています。
スタンダードな「Personal」版ではWord(ワード)、Excel(エクセル)、Outlook(アウトルック)が使用できます。2台のWindows PCにインストールできます。
ビジネス向けの「Home & Business」版でWord、Excel、Outlook、PowerPoint(パワーポイント)、OneNote(ワンノート)が使用できます。2台のWindows PC, Macにインストールできます。
割高ですが、Excelのみの商品も販売されています。2台のWindows PC, Macにインストールできます。
最近はサブスクタイプ「Microsoft 365 Personal」も人気です。オンラインコード1年版。PC(Windows, Mac)、タブレット(iPad、Android、Windows、Fireタブレット)、スマートフォンに対応。また、同時利用可能台数が5台のため、複数人数で作業するチームに役立ちます。
Word、Excel、PowerPoint、Outlook、OneNote、Publisher、Accessがインストール可能 (PublisherとAccessはWindows版でのみ利用可能) 。
Office互換ソフトの紹介
キングソフト WPS Office
有料の選択肢としてWPS Officeというソフトがあります。こちらもAmazonでダウンロード版、パッケージ版が購入できます。
高い互換性を誇る有名なソフトです。互換性を重視する場合はWPS Office一択です。国内4,000社以上の企業への導入実績もあり、幅広いユーザーに支持されています。
エクセル拡張子「.xlsx」「.xls」、ワード拡張子「.docx」「.doc」、パワーポイント拡張子「.ppt」「.pptx」などに対応しています。
Personal版にはWriter(文書作成)、Spreadsheets(表計算)、PDF作成・閲覧機能の他に、Microsoft Officeと同じ11書体(29種類)の日本語フォントが収録されています。
Standard版にはWriter(文書作成)、Spreadsheets(表計算)、Presentation(スライド作成)、PDF作成・閲覧機能の他、11書体(29種類)の日本語フォントが収録されています。
LibreOffice
無料の選択肢としてLibreOfficeというソフトがあります。オープンソースで開発されています。
Microsoft Officeと互換性があり、ユーザーインターフェースも分かりやすいです。無料のOffice互換ソフトを探してるならこれ一択です。
文書ソフト、表計算ソフト、プレゼンテーション、データベース、数式エディタなどが用意されています。
無料のため、互換性はそこまで高くありません。エクセル拡張子「.xlsx」「.xls」、ワード拡張子「.docx」「.doc」、パワーポイント拡張子「.ppt」「.pptx」を開くことはできますが、レイアウトなどが崩れる場合があります。
Google Docs
Googleが無料で提供するオンラインサービスです。ダウンロード型ではなく、ブラウザ経由で使用します。
Microsoft Officeと互換性がありますが、無料のLibreOfficeよりは低い互換性となっています。複数人で同時に文書を編集することができ、コメントや変更履歴の管理も容易です。
文書ソフト、表計算ソフト、プレゼンテーションソフトが用意されています。
